ひとり遊びの教科書

いますぐ役立つ旅と暮らしの教科書

MENU

【男性不妊】不妊治療はじめました。【Part① 種無し主人】

 

遡ること10年前。

20歳の誕生日に友達が精子セルフチェッカーをネタでくれました。

 

当時は「しょーもな!!」なんて言いながらも、

せっかく貰ったものだからということでネタのためにも使ってみるしかない。

 

ふぅ・・・

 

賢者タイムで激萎え状態。

「はぁ・・・」と小さい溜息をついた後、

「なんでこんなことしてるんやろ。」とテンション激下がりの状態でキットを覗いてみたら・・・

 

 

全くの無

 

当時、学校で研究に明け暮れていた僕にとって自分のとはいえ教科書で見たあのウニョウニョが見れることを期待していたのにまさかの無。

若干の違和感を覚えながらも将来の不安なんて全く感じることもなく、

 

「いや!見てみたけど全くおらんかったんやって!!」

 

なんて笑って青春の1ページを過ごしましたが、

この結果がまさか10年後にフラグ回収されるとは夢にも思いませんでした。

 

 

~~10年後~~

 

 

結婚して2ヶ月。

気が早いかもしれないけど、早めに子どもを作ることも考えて結婚した僕たち夫婦は事前に妊娠の可能性について調べてみることにしました。

 

しかし、正直なところ今年の4月時点での僕はまだまだやりたい事で頭がいっぱい。

 

子どもは確かに欲しい。

でも、二人の時間をもう少し楽しみたい。

ひとり旅もしたいし、子育てよりもやりたいことがまだまだ山ほどある。

 

 

避妊をやめるとなった日も抵抗ありまくり。

「もし、子どもができたら今の生活は・・・」と一瞬めちゃくちゃ悩みましたが

それでも家族の幸せな未来を描いて避妊をやめることに。

 

生セッ〇スなんて男の願望なはずなのに!

 

まぁ、それでもまずは先に検査だけしておいて異常がなければ授かるまでの時間を思いっきり楽しめばいい。

そう思えば先に調べておいて損はないということで

 

話し合って早々に妻は産婦人科へ行き、

僕は郵送で結果がわかる検査キットを購入してみることにしました。

 

 

結果、妻は特に異常なし。

よかったよかった。

 

さて、僕はといえば郵送タイプのセルフ検査キットなんて参考程度やろと言いながらも評価を見ながら商品を選んで購入したのがベビーライフ研究所の精液検査キットです。

 

 
お手軽簡単自宅で採精して郵送から約1週間で結果がメールで届きます。
ちなみに採精は全てマスターベーションで行います。
また、採精前には約3日間の禁欲期間も必要。
 

 

この3日間が地味につらい!!
何も意識しなかったら3日間ぐらいしない日なんて普通にあるのに、
3日間しないでくださいと言われたら意識しすぎて逆にしたくなるわ!!!
 
魔の3日間が終わりついに採精日。
妻が寝静まったのを確認してからこっそりと射精。
専用の用紙に出してから試験管に移して冷蔵庫で保管。
何歳になっても、この賢者タイム中に作業するときの「俺なにしてるんやろ。」感が凄い。
 
翌朝に付属の封筒に入れて郵送した1週間後。
結果がメールにて到着。
謎のドキドキに包まれながらメールに添付してあるURLを押して結果を確認。
 
結果は・・・
 
 

は???
精子濃度は1mlあたり1600万個以上が基準に対して25万?
総精子数は3900万個以上に対して107万個???
 
しかも、プログナクトでの平均値からすれば
7500万:25万
2億4000万:107万
総精子数に至っては224倍も足りてない・・・
 
でも、精液量は基準値1.4mlに対して4.27mlと約3倍・・・ギャグかよ。
 
いやー・・・この結果がですね。
実はかなり精神的ダメージがきつかったんです。
いくら不妊治療の原因が男性も半分近くあると知っているとはいえ、
ここまで自分が種無しだとわかった瞬間オスとしての自分の価値にショックが隠し切れない。
世の男性でこのような結果を知らずに過ごす人が多いのかもしれませんが、
こうして数字に出されると全くダメージを受ける気配のなかった僕ですら普通に落ち込みました。
 

 
しかし、この結果は紛れもない事実。
もしかしたら、これは市販の検査キットだからなのかもしれない。
 
そう願って、正確な数値を確認するため病院へ行くことを決めたのでした。