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【トーク力】旅先での知らない人との話し方

「人との会話が苦手だ。」

「コミュニケーションを取るのが面倒くさい。」

「どうリアクションしていいかわからない。」

「話すネタがない。」

そうやって人とのコミュニケーションを取ることが難しいと感じる人も多いのではないだろうか。

今回はもともと人との会話が苦手でいじめられっ子だった僕が技術職から小売業へ転職して1年で販売成績トップになり、旅先でも現地の人と気軽に話せるようになった会話のコツを紹介する。

 

そもそも面白い会話なんてしなくていい

初めて合う人と会話をしようとする中で必ず大切にしないといけない考え方として、

無理に面白い会話をしようとしなくていいことなんだ。

ぶっちゃけ僕たちはただの一般人。

お笑い芸人、落語家、ラジオパーソナリティーなどのトークのプロではないため話している内容は面白くなくて薄っぺらい。

なにより、初見の人と会話をするのに自分語りは必要ないんだ。

そんなことより相手のこと、強いては相手の背景にあるものにフォーカスを当てて深堀りしていくスキルが大切になってくる。

そのために大事になってくるのが【質問力】と【オーバーリアクション】だ。

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・質問力=言葉を引き出す力

大前提として「知らない相手と会話をする際にどうやって話しかけたらいいかわからない。」と悩む人が多いと思うが、

初見の人に声をかける際に大事なのが、まずは共感の話題から入ると声をかけやすい。

前回の日本海2泊3日の旅の際には必ず現地で知り合った人と3人以上会話することを課題にしていたのだが、

その会話をするキッカケに共感の話題を入れることが多かった。

 

「初めて来ましたけどここの温泉は泉質最高ですね。初めて来られたんですか?」
「珍しくて思わずグレの刺身を注文しましたけど甘みがあって美味しいかったです。以前から取り扱っているんですか?」

「今日は反応が渋いですね。皆さん同じ方向へ投げてますけど何が釣れるんですか?」

 

など、まずは自分の感想や相手が意識しているであろう共感ポイントを組み合わせた質問を投げかける。

共感→相手が答えやすい内容を持ち込むことで相手が一言でも返せるし、自分語りもしやすい内容にすると相手が勝手に喋り出してくれるのでその後の会話が展開しやすいのだ。

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・質問の7:3の法則

ちなみに会話が苦手だと言う人の多くは100%事実であることを話そうとしすぎる傾向にある気がする。

会話の内容なんて7割事実、3割嘘でいい。

「嘘なんてついたらいずれ嘘がバレてしまうのではないか?」と思う人もいるかもしれないが、全体の7割が事実であれば会話流れに筋を通すことができる。

嘘をついた会話の中で起きる違和感の正体は矛盾だ。

そもそも根本的に嘘なことを話そうとすると言葉に詰まり、その場で話の構成を考えていくため話の食い違い(矛盾)が出てくるので違和感が起きる。

しかし、経験を7割で話を構成していくと事実がベースになっているので会話に矛盾が発生せず全体の流れに矛盾は起きない。

なぜなら話の内容自体は嘘ではないからだ。

あとは3割の嘘で内容を面白く着飾ってあげれば会話はスムーズにいく。

例えば、上記の3つの質問内容についても若干色付けしてから声をかけている。

 

温泉に来たのは初めてではなく、そもそもそこの泉質が好きだったからだし、

グレの刺身は珍しくて注文したけどモチっとした食感の刺身は好みではなかったし、

みんなが投げている方向にサゴシが回遊してくるのは事前に把握済みだ。

 

それでも、現地の人と会話をするキッカケ用としてアレンジを加えて質問をすることで会話をするキッカケを作り出し現地の情報を掴むことできた。

こうした相手に喋りやすい質問を作ることができれば会話に発展しやすいので、

是非【バレない嘘】を上手く活用して相手の喋りやすい質問を投げかけることを意識してみて欲しい。

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・オーバーリアクションと顔を見る

質問内容を作ることができたら、次は会話中に意識するポイントなのだが

・オーバーリアクション

・顔を見て話す

この2つを是非抑えておいて欲しい。

まずオーバーリアクションだが、なにも会話中に手を叩いて爆笑しろと言っているわけではない。

そうではなく【しっかりと相槌を打つ】であったり【手のジェスチャーを加える】など会話の内容について聴覚だけでなく視覚でもアピールすることで、

相手は会話をきちんと聞いてくれていると認識をしてくれるし、自分が話している内容についても上手く伝わりやすい。

相手が喋っている際にはしっかりと顔を見て相槌を入れるのが大事だが、相槌をする際には会釈するように顎をコクっと下げるだけではなく首ごとしっかり下げる。

ちょっとオーバーに見えるぐらい首を下げて相槌を打つぐらいしたほうが相手にとって聞いてくれている感を感じて貰えてドンドン話してくれる。

また、顔を見るときは目を見るのではなく顔の輪郭を意識して見ることで顔がぼやけて緊張感がなくなるのでオススメだ。

お礼を言うときなどは笑顔を意識しながら目を瞑ってしまって大丈夫。
満面の笑みをしているときは目が見えているのかいないのかわからないものだ。
それなら、こっちとしては相手の顔は見えないけど相手にとっては満面の笑みに見えるのだから笑顔を意識しながら目を瞑っても全然OK。

特にマスク着用が一般的になった現在においては、こうした首から上のオーバーリアクションはオーバーに見えるぐらいで調度良いので是非練習してみて欲しい。

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・相槌の【はひふへほ】

最後に相槌をする際の魔法の言葉を紹介する。

それが相槌の【はひふへほ】だ。

使い方は簡単。相手の会話に合わせて【はひふへほ】から始まるリアクションを取ればいい。

・は「はー!そうなんですか!」

・ひ「ひー・・・それは大変でしたね。」

・ふ「ふーん、そんなことがあったんですか。」

・へ「へー!それは知りませんでした!」

・ほ「ほー!そんなこと(方法)もあるんですね!」

是非、皆さんも日常的に使えるようになって欲しい。

 

さて、いかがだっただろうか。

今回紹介した方法を使えば相手が気持ちよく会話してくれるキッカケを作ることができるようになる。

最初の内は意識しすぎて上手くいかないこともあるかもしれないが、

これらの方法を上手く活用することで見知らぬ誰かとの会話を楽しんでみて欲しい。

ちなみに初見の人、特に旅先で出会った人とは1回きりの出会いであることが多いので後の印象なんて気にしなくて大丈夫。

ドンドン声をかけて経験値を増やしていってみよう!