旅行の楽しみのひとつといえば、近年話題になっている道の駅。
その土地で育った地産を堪能したり、場所によっては食事やアトラクションがあったりとサービスエリアに続いて旅行者の憩いの場となっている。
今回紹介する場所も名前は【道の駅】とはついていないが、同じように地産に溢れた隠れた名所。
見ても満足、食べても満足のオススメスポットとオススメの地産を紹介する。
・鳥取県鳥取市
鳥取市は鳥取県の中心地で総人口は18.6万人。
観光地としては広大な砂地が広がる鳥取砂丘は全国的に有名だろう。
また、国立鳥取大学や日本海テレビなどを有する山陰地方の拠点都市となっている。
・見る・触る・食べるができる体験型道の駅
今回紹介する水族館は鳥取市の中心街から少し外れた場所にある総合道の駅の中にある。
・とっとり賀露かにっこ館
・鳥取港海鮮市場かろいち
・地場産プラザわったいな
これら3つの施設から成り立っている道の駅で、
各々が優秀な道の駅としてのポテンシャルを秘めており、ここに行くだけで地産・お土産・食事・娯楽全てを楽しむことができるためオススメの場所となっている。
※【かにっこ館】の紹介記事はこちら。
今回は【わったいな】と【かろいち】を紹介していく。
・日本海の海の幸を堪能できる【鳥取港海鮮市場かろいち】
冬になると鳥取県周辺ではズワイガニ漁が盛んに行われており全国2位の漁獲量とされている。
そのズワイガニの中でも雄は【松葉ガニ】と呼ばれ高値で取引される。
更に【松葉ガニ】の中でも大きさや身の入りなど五つの条件を満たした最高品質ブランド「五輝星(いつきぼし)」として認められる個体は全体の0.02%だと言われ、
2021年今年の初競りは低値であったものの90万円の値段が付いた。
そんな松葉ガニもここ【かろいち】で販売されており、
生もボイルも揃っているので食べ方に合わせて選んで買うことができる。
生とボイルの食べ方の違いは下記2つ。
・生ズワイガニ【焼き・しゃぶしゃぶ・茹で・刺身・鍋】
・ボイル済みズワイガニ【そのまま食べられる】
1匹で5000円前後~9000円前後までがメインで販売されている中、
生きた松葉ガニはやっぱり高い。
今回訪れた際には4万円の松葉ガニが販売されていて桁を確認するのに2度見をしてしまった。
・ズワイガニ以外にも魚介類が豊富
また、この時期は全盛期ということもありズワイガニがメインで販売されているが
それ以外にも貝類、魚、紐のなど新鮮な魚介類が多く販売されている。
・・・ばばちゃん???
・飲食スペースあり
かろいちの中には新鮮な魚介類をいただける飲食店がある。
市場の中にある鮮魚定食屋が不味いわけがない!と言いたいところだが、
個人的には市場の中にある飲食店はNG。
魚を捌いた後に刺身が食べられないのと同じように、市場の匂いを嗅ぎながら魚を食べる気にはならないため今回は立ち寄らないことにした。
・揚げたてで美味い絶品【揚げ天】を食す
海鮮を食さずに、隣にある【わったいな】へ移動しようとしていたところ香ばしい匂いが鼻をくすぐった。
匂いに連れられて入ったのが同じかろいちの中にある【とうふちくわの里・ちむら】だ
かまぼこなどの練り物をメインに販売されているが、
かまぼこ以外にも、店内で揚げた揚げ天も販売されている。
目の前で揚げているので、常に油の香ばしい匂いが鼻をくすぐって食欲をそそる。
我慢できずに今回は人気NO,1のねぎ玉ごぼう天をいただくことにした。
注文をしてから約8分。
揚げたての揚げ天を受取り屋外のテーブルで食べることにしたが、
こんなの絶対に不味いわけがない!
いただきます!
口に含んだ瞬間、ふわっと香ばしい油の香りと玉ねぎ、ごぼう、ねぎ、魚の香りが口いっぱいに広がって美味しすぎて思わず笑ってしまった。
美味い。美味すぎる。
これは絶対に食べて欲しい。
後日動画で食べている様子を公開する予定だが、めちゃくちゃ気持ち悪い笑い方しながら味わってるぐらい美味しかった。
・農作物以外に地産物が豊富【地場産プラザわったいな】
かろいちで魚介類を楽しんだ後は、隣に併設してある【わったいな】へと向かう。
わったいなはJAが絡んでいるだけあって野菜類などの地産が豊富に取り揃えてあり、
通路にも大量の地元で育った野菜たちが並べてあって目移りしてしまう。
・野菜以外にも多くの地産が魅力
わったいなの中へ入ると農作物以外にも、お土産やデザート、地元のお店が出している飲食物などが取り揃えてある。
ブランド米、スイーツ、漬物、果物、精肉、お土産など見ているだけでも楽しい。
店内BGMに地元の幼稚園児だろうか?
子どもたちの合唱が流れていてやたらと耳に付くし、アットホーム感、地元感が出ていて聞いててちょっと楽しい(笑)
なにを買って食べようか悩んでいたところで見たことない地産を見つけた。
【はたの亭】というお店が出品している【ほう葉寿司】というものだ。
牛しぐれ・あなご・しゃけ・しめさば・うなぎ
5種類の具材を選べる。
どれも美味しそうだが、今回はしめさばを購入してみることにした。
また、その近くには「食のみやこ鳥取県」特産品コンクール菓子部門にて優賞に選ばれたプレミアムスコーンも販売されていた。
正直なところスコーンはどれもパサパサしていて美味しいと感じるスコーンを食べたことがない。
この機会に本当に美味しいスコーンの味を経験して見るべきだと考えてこちらも購入してみることにした。
・ふわっと香る具材の香りが堪らない【ほう葉寿司】
さて、車に戻って今回購入した【ほう葉寿司】と【プレミアムスコーン】を食べてみることにした。
先に楽しみにしていたほう葉寿司を食べてみる。
包まれている状態での見た目は柿の葉寿司と同じような見た目をしていたので、
同じような食べ物なのかと思って開けてみたら卵や漬物が付け合せとして一緒に包まれており彩りが抜群に良い。
こうした見た目でも楽しめる凝った仕上がりは、見ているだけでも楽しくて買った価値があったと思える。
しかし、ここからが問題で味がどうかだ。
今回は醤油などは付けずにそのままでいただくことにした。
いただきます!
・・・・うっま。
見た目の美しさも素晴らしいが、味も素晴らしい。
柿の葉寿司や〆鯖の握りのような強い酢の匂いを想像していたがそんなことはなく、
しめさばの誤魔化しのないしっかりとした魚の味がしたと思ったら、一歩遅れてふわっと酢の香りが香ってくる。
このバランス感が絶妙でお互いの邪魔をせずとても美味しい。
付け合せの漬物も美味しいし、これで290円は大満足だ。
これも揚げ天と合わせて絶対に食べて欲しい地産で間違いない。
自信を持ってオススメするので必ず食べてください。
ちなみにプレミアムスコーンは・・・まぁスコーンはスコーンだった。
特に言うことはなし。残念。
・総評
【かにっこ館】も含めて見る・食べる・触るが全てを楽しむことができる【かろいち】と【わったいな】
数多くの地産と珍しい生き物たちと出会える素晴らしい道の駅でした。
広さ自体は限られてはいますが、この3ヶ所を目的地として遊びに行っても十分満足できるオススメスポットとなっています。
これからの時期は雪との兼ね合いがあるので遠方から行くのは難しいとは思いますが、
鳥取市方面へ遊びに行った際には是非立ち寄ってみてはいかがだろか。
・【地場産プラザわったいな】の詳細
住所:〒680-0908 鳥取県鳥取市賀露町西3丁目27-323
電話番号:0857-50-1771
営業時間:9時00分~17時00分
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