兵庫県の温泉街といえば?と聞かれれて皆さんはどこを思い浮かべるだろうか?
・有馬温泉
・城崎温泉
・洲本温泉
これらを思い浮かべる人も多いだろう。
今回は城崎温泉よりも西側にある隠れた名湯【湯村温泉】の紹介をしていく。
・新温泉町
新温泉町は兵庫県北部に位置する美方郡の町で総人口は約1.5万人。
海岸沿いは山陰海岸国立公園に指定されており、溶岩や火砕岩によって侵食され岩礁の岬や小島が点在する特殊な海岸となっている。
また、平成時代に開泉されたとされる歴史ある湯村温泉は1981年に放送された【夢千代日記】のロケ地とされており最大で30万人もの多くの観光客が訪れた場所となっている。
・湯村温泉
JR山陰本線の浜坂駅。
カニソムリエがいることで有名なこの町は、
湯村温泉だけでなく冬が旬のズワイガニ目当てで観光に来る旅行客も多い。
JR浜坂駅から車で走ること15分。
山の谷間に立ち並ぶ小さな温泉街が湯村温泉だ。
平安時代開湯という歴史ある閑静な温泉街は「湯けむりの郷」と称され、
1981年に放送された【夢千代日記】のロケ地として今尚愛され続けている・・・らしい!
ぶっちゃけた話、僕からすれば自分が産まれる10年前に流行ったドラマの情報なんて知ったこっちゃない。
そんなことよりも、僕が今回この湯村温泉に訪れたのは以前に同じ浜坂温泉郷にある【七釜温泉】の泉質が素晴らしいという記事を書いたが、
ブログを始める前に訪れていたため素材が足りず記事として微妙な仕上がりであったため、
今回こそはしっかりと記事にしたかったので取材にやってきたのだ。
(※七釜温泉【ゆ~らく館】の記事はこちら。)
・【湯村温泉 薬師湯】
今回温泉を入りにやってきたのが湯村温泉の中にある日帰り温泉【湯村温泉 薬師湯】だ。
湯村温泉の源泉である無色透明の「荒湯」の近くにある薬師湯は、
石鹸の泡立ちもよく、刺激も少ないのが特徴で入浴後も肌がすべすべでさっぱりとしていることがウリのようだ。
・駐車場も兼ねている
ちなみにこちらの薬師湯は湯村温泉の公衆駐車場も兼ねており、
利用料金は一時間以内であれば200円。
そこから1時間毎に100円ずつ上がり、1日最大600円となっている。
しかも、薬師湯の利用者は駐車券を薬師湯の受付まで持っていくと2時間無料になる。
今回、僕も入浴と観光で3時間近く遊んだが駐車料金は100円ほどだった。
観光目的で来られる方は、かなりお手頃で湯村温泉街を満喫できるのでコチラの駐車場を利用されることをオススメする。
・入浴料が破格設定
薬師湯は入浴券を券売機にて購入する。
新温泉町内者と町外者で料金が違うのだが、町外者でも大人500円と料金は凄く安い。
しかも、新温泉町内者であれば250円という破格設定。
湯区(湯村温泉区内?)なら100円だ。意味不明。
しかも、1番驚いたのが回数券。
通常の回数券なら10回入浴分の回数券だったりするのだが、
こちらの薬師湯の回数券はなんと1年間の有効期限付き。
つまり、1年間5000円で薬師湯に入りたい放題なのだ。やばすぎる。
・シンプルで綺麗な館内
館内は1フロアのみでシンプルな作りになっている。
6畳ほどの畳スペースもあるので湯上がりには足を伸ばしてリラックスすることが可能。
ちょっとレトロな壁掛け時計が落ち着いた空間を演出していてGoodだ。
ちょっとした中庭を眺めながらのマッサージチェアも2台あり。
自販機も数台用意されているので好きなメーカーを選ぶことが可能だ。
・温泉の質感はやっぱり最高
広々とした浴場で体を洗っていたところ、確かに言われてみれば泡立つが凄く良い。
銭湯あるあるの大量のボディーソープで強引に泡立てなくてもしっかりと泡立つし、
備え付けのシャンプーも髪質に合って軋まなかったのが嬉しい。
内湯の温度は少し熱めで42.3℃と表示されていた。
冷えた体には少し熱めの湯加減が最高に染みるし、他の利用者も「あ~気持ちいい~」と大きな声を漏らす人が多かった。
しかし、残念ポイントとしては内湯の角にジェットバスがあるのだが圧が強いうえに浴槽内に仕切りがないため内湯は常に水流がある。
常に水を攪拌できるので水質を維持できるのはいいかもしれないが、常に水流に当てられるためゆっくり浸かることができないのは少し残念だった。
露天風呂は少し狭めの岩風呂となっている。
常に溢れ出る源泉掛け流しのおかげで常に清潔の状態が続いているだけでなく、
更に驚かされたのが岩風呂の底がつるっつるなのだ。
それだけ掃除が行き届いているのと、湯村温泉の源泉の質感が相まって驚きのつるつるさ。
座り込む際にお尻が滑ってしまうほどなのだ。
そして、体を包み込むようにしっかりと体の芯から温めてくれる湯村温泉の源泉はやはり最高だ。
浸かれば浸かるほど体がもちもち、つるつるになっていくので思わず長湯をしてしまう。
残念ながら水風呂はないので、桶に冷水を溜めて一気に被って体を冷やすことにした。
しっかり首まで浸かってのぼせそうになったら、冷水を被って5分間ほど外気浴。
落ち着いたら、しっかりと肩まで浸かって冷水被って外気浴の繰り返し。
これを3回繰り返す。
完璧なルーティンで体の芯までぽかぽか。お肌はつるっつる。最高でした。
ちなみに画像を見て楽しみにしていたサウナは訪れた2021年12月15日の時点では故障中のため使用できなかった。
窓も大きく気持ちの良さそうな雰囲気の良いサウナなので、またの機会に入りに来たいと思う。
・まじで体が芯まで温まる
お風呂上がりにロビーの畳で寝転がっていると、床がじんわりと温かくなっていた。
床暖房でも入っているのかと思ったが、そんな雰囲気でもなかったのでどうやら僕の体温がそれだけしっかりと温もっているらしい。
源泉パワー恐るべし。
・屋外には名物体験コーナーがある
薬師湯の屋外には湯村温泉名物の足湯と温泉卵が作れるコーナーがある。
湯村温泉街の観光をしなくても湯村温泉名物を楽しむことができるので、
子ども連れやご年配の方なども気軽に体験できるので是非利用してみてはいかがだろうか。
※足湯コーナー
※温泉卵コーナー
・総評
湯村温泉街の中にある公衆銭湯【湯村温泉 薬師湯】
僕の経験上最高の泉質を誇る湯村温泉の源泉を余すことなく使った温泉は、
体の芯までしっかりと温めることができてお肌もツルツルになるので本当にオススメできる。
入浴券を購入することで駐車料金の割引も適応されるので、次の記事で紹介する湯村温泉街へ観光する際には必ず【薬師湯】で体を温めてから観光へ出かけてみてはいかがだろうか。
明日の記事では湯村温泉街の観光ポイントを紹介していきます!
【湯村温泉 薬師湯】詳細
住所 :〒669-6821 兵庫県美方郡新温泉町湯1604
電話番号:0796-92-1081
営業時間:9時00分~21時00分
(コロナウイルス感染拡大防止のため一時短縮時間営業中)
休業日:毎月15日
【湯村温泉 薬師湯】施設案内ページ