先日、僕の地元でも初雪を観測。遂に本格的な冬が到来した。
冬になると食べたくなるもの。それは鍋だ。
そして、ラーメンやうどんなど汁物の麺類も啜りたくなる。
それなら鍋焼きうどんを食べれば一石二鳥じゃん!ということで、
今回は鍋焼きうどんが食べられる昭和レトロ漂う居心地の良いオススメのうどん店を紹介する。
・新温泉町
新温泉町は兵庫県北部に位置する美方郡の町で総人口は約1.5万人。
海岸沿いは山陰海岸国立公園に指定されており、溶岩や火砕岩によって侵食され岩礁の岬や小島が点在する特殊な海岸となっている。
また、平成時代に開泉されたとされる歴史ある湯村温泉は1981年に放送された【夢千代日記】のロケ地とされており最大で30万人もの多くの観光客が訪れた場所だ。
・【自家製うどん あづま】
今回訪れたお店が【自家製うどん あづま】だ。
外観の風情溢れる佇まいがカッコいい。
店頭に置かれた自転車や少し錆びついた室外機など、
このお店に居る間は昭和の時代にタイムスリップしたかのような感覚になる。(平成4年産まれ)
・落ち着いた店内
このお店の雰囲気最高・・・と居心地の良さに浸ってしまう歴史を感じる素敵な店内。
ビールケース・対流型ストーブ・えべっさんの熊手・木製でできた構造など全てがどこか懐かしくノスタルジーな空間だ。(平成4年産まれ)
暖色のオシャレな照明が店内の雰囲気に合っていて相性が抜群。
また、著名人なども訪れているようでサインなども飾ってあった。
時刻表が貼ってあるのも旅行者として嬉しい配慮。
ちょっとした旅の不便さを楽しむことができる。
・メニュー(御仕名書)
メニューはうどんを中心にそば、丼ぶり、お酒などが取り揃えてある。
お値段が比較的リーズナブルで、セルフうどんではないのに月見うどんまではワンコインで食べられるのは安い。
今回は旅で冷えた体を温めるため鍋焼きうどんを注文することにした。
・これが食べたかった!心身を温める鍋焼きうどん
注文をしてから10分程度でうどんが運ばれてきた。
「鍋焼きうどんは少しお時間をいただきますね。」と言われていたので20分近く待つことを覚悟していたが思ったよりも早く運ばれてきたから嬉しい。
鍋の蓋を開けるのも楽しいのよねー。
オープン!
これが食べたかったのよ!
具材は椎茸・わかめ・ちくわ・ねぎ・たまご・鶏肉などの定番具材から、
海沿いの地域らしく地産の猛者エビやハマグリも入っている。
いただきます!
とりあえず、そのままの味で麺を啜るとくたくたの麺と薄めの出汁の香りが鼻に抜ける。
塩みや甘みが強くなく悪く言えば特徴がない出汁ではあるが、癖がなくシンプルに美味い。
しかし、鍋焼きうどんの魅力は味変を楽しみながら最後まで食べられるところだ。
ここでちょっとだけ七味を加えてみる。
七味のケースがおしゃれ!本当に楽しいお店だ。
七味を入れてみたがそれほど味が変わらない。
だからと言って、七味を入れすぎるのはナンセンスだ。
ここはお楽しみのたまごを割って、まろやか仕様にしてやろうではないか。
この瞬間が幸せ。
やっぱり鍋焼きうどんはたまごを割ってまろやかな味になった出汁と、くたくたに煮込まれた麺の組み合わせが最高すぎる。
めちゃくちゃ美味しい。
多分、出汁で入れられていたであろう猛者エビもしっかり食べてしまった。
ごちそうさまでした!
満足したし帰ろうかと思ったが、こうした雰囲気のお店の丼ぶり物が凄く気になる。
絶対に美味しいはず。というか、美味しいに決まっている。
ここで帰ると後悔しそうなので木の葉丼にするか迷いに迷った末に親子丼を注文することにした。
食べずに後悔はしたくない。
・汁だくだく!山椒の香りが良いアクセントの親子丼
注文してから7分程度すると追加注文した親子丼が運ばれてきた。
これも絶対美味しいやつ。
たまごに包まれた鶏肉とほのかに香る山椒の香りが鍋焼きうどんを食べた後にも関わらず食欲をそそる。
いただきます!
優しい出汁の香りはもちろんだが、山椒の香りが抜群に良い。
これまで親子丼には七味をかけていたが、今後は絶対に山椒をかけるようにしよう。
そして、少し焼き色の入った鶏肉は食べる度に焼きの香りが広がって更に食欲を促進させる。
ほっと落ち着くまろやかな出汁なのに、山椒や鶏肉の香りで飽きることなく食べ続けることができる。
そして、味に飽きてきたら添え物のたくあんを食べてリセットするのも良しだ。
思った通り、親子丼も本当に美味しい。
やっぱり注文してよかった。
個人的にこれまで食べてきた親子丼は出汁が少なすぎて米が全て出汁を吸ってしまってぐずぐずになってしまうことがあったが、
このお店の親子丼は汁がだくだくに入っていてそんな感じが一切ない。
中途半端に出汁を入れるより多めに入れた方が良いのだろうか?
それとも調理法かお米の種類に寄るもの?
最後まで米の食感が残っていた。
鍋焼きうどんに続き、親子丼も美味しくいただきました。
注文してよかった。
ごちそうさまでした!
・総評
一周回ってオシャレにすら感じる昭和レトロ漂う店内で食べる鍋焼きうどんと親子丼が抜群に美味かった【自家製うどん あづま】
アクセスも凄く簡単で山陰本線の浜坂駅の目の前にあるので浜坂駅まで行くことができれば絶対に迷うことはない。
物腰が低く、失礼な言い方かもしれないが見た目からしてThe 和食料理人な店主さんが料理を作る姿を見ながら過ごす時間は終始楽しく過ごすことができた。
これからカニと温泉で観光シーズン真っ盛りの湯村温泉へ行かれる際には是非立ち寄って昭和のノスタルジーに浸ってみてはいかがだろうか。
・【自家製うどん あづま】の詳細
住所 :〒669-6702 兵庫県美方郡新温泉町浜坂2335-1
電話番号:0796-82-1024
営業時間:情報なし(12時に入店)
定休日 :情報なし(木曜日に入店)