人生で1番勉強をした2021年5月~11月の半年間。
待ちに待った夏の車中泊旅は全て我慢。
釣りに行くのも我慢。
Youtube活動も我慢。
息抜きも我慢。
読書も我慢。
筋トレも我慢。
これが受かれば昇級が決まる大事な資格試験。
これからの将来を考えれば絶対に落ちられない。受かる以外の選択肢はない。と覚悟して全力を注いだ半年間。
受かって昇級すれば給料として数ヶ月で返ってくると自分に言い聞かせて自分を縛るために使ったカフェ代はおよそ12万円。
それに試験費・教材費・交通費・文房具代などなど総額したら20万円近い投資。
そんな絶対に落ちるわけにはいかない長い戦いが今日ようやく終わった。
・受かれば昇級確定の資格
今回、僕が受験した資格は知名度こそ高くはないが仕事で言えば昇級に関わる大事な資格だ。
弊社では実力があっても、この資格が受からなければ管理職へ上がれないシステムになっており社内最速昇級を叩き出し続けている僕にとって今回の資格試験は絶対に受かりたい試験だった。
また、この資格試験を一発合格した社員も数えるほどもおらず無事に合格した社員も数回の受験の末という人がほとんど。
ちなみに入社1年でこの試験を合格した人どころか、受験をした人も初めてだったそうだ。
それを一発で合格したという結果が手に入ることと、これからの生活のことを考えると絶対に意地でも一発で受かりたい。
意地でも受かって少しでも生活を潤うようにしたいという思いで半年間の資格試験勉強の日々が幕を開けた。
・とにかく勉強漬けの日々
今回受けた資格試験は1次は筆記試験、2次は実技試験の2段階構成だった。
最初の1次試験で躓く人が多く、2次まで進めなかったという人が周りに多い中で持ち前のストイックさを活かしてとにかく自分を追い込みまくった。
4時起きでシャワーを浴びてから出勤までの2時間勉強。
仕事の昼休憩には過去問を解いて、
仕事が終われば会社に残って2時間半勉強。
そこから帰宅して夕飯を食べたら寝るまで過去問を解き続ける日々。
更に休みの日は気軽に家に戻れないように隣町へ移動してカフェで勉強。
集中力が維持できなくなったらマクド・コメダ・スタバと場所を移動しながら常に環境を変えて勉強漬けの休日を送った。
いま思えばひとり旅どころか、彼女との時間もほとんど取ってなかった気がする。
それぐらい、とにかく教材を見ながら一心不乱に過去問を解きまくっていた。
もちろん、それが嫌になって途中で心が折れかかったこともある。
この時は思うことがあって本当につらかった。
試験勉強を開始して3ヶ月で教科書が壊れてバラバラになり始めた。
1次試験前のラスト4日間は集中力を継続させることすら辛くなり、
ずっと弱音を吐きまくりながらも最後の最後まで勉強を続けた。
・1次試験無事に通過。
限界まで自分を追い込みながら勉強を続けた3ヶ月。
満点を取る気満々で望んだ1次試験は無事に平均点を大きく上回って合格した。
この1次試験は久しぶりの大阪ということで、道中緊張でしんどくならないように動画を回しながら歩くことで上手く緩急を付けながら乗り切った。
・とにかく反復練習の2次試験
2次試験は実技試験ということで1次試験と打って変わって座学での勉強はほどほどにして、とにかく実技の反復練習。
休日や仕事の始まる前と仕事終わりに練習を続けて自然と実技がこなせるようになるまで反復練習をし続けた。
(実技は見ると一発で何の資格かわかるため画像は割愛)
しかし、問題によってはそもそも手順が理解できない問題も多かった。
そのため、なんとか無理を言い続けて他の部署へ移動になった課長に頭を下げ続けて何とかマンツーマンで丸1日講習をしていただける日を作ることに成功した。
講習中は試験のキモとなる部分を一言一句聞き逃さないように首からGoProを下げた状態で講習を受ける姿に課長もドン引き。
そして、あまりの不器用さとレベルの低さに課長は更にドン引き。
それでも最後には「他の社員が落ちてもいいから君だけは絶対に受かって欲しい。」と嬉しい言葉までいただけれるぐらい自信に繋がる講習になったのだった。
そして、二次試験当日。
前日から気合を入れまくった結果、まさかの21時就寝の3時起床(笑)
試験が終わる最後の一瞬まで気を抜かないように練習を思い出し、
試験中はとにかく冷静にスマートに作業をこなせるように受験した結果、無事に自信を持って試験を終えることができたのだった。
そして、その2時試験の1ヶ月後である今日に合格通知が届いたというわけだ。
・勉強が苦手という意思を金の力で抑え込む
今回の資格勉強で1番苦しめられたのが【勉強ができない】という子供の頃から擦り込まれた呪いだった。
過去の逃げ癖のある自分が勉強中に出てきては「今日はこれでいいだろう」「来年受け直したらいいんだから遊ぼう」と何度も誘ってきて苦しめられたが、
絶対にサボった自分を将来の自分が許せないと思ったため勉強する際には基本的にカフェなどお金のかかる環境へ行き、カフェ代という出費を重ねていくことによって合格への気持ちを繋ぎ止めることができたのであった。
今回の資格取得によってようやく正式に我社の出世レースのスタートラインに立つことができた。
全力で泥臭く努力をすれば人よりちょっとだけ多く成長することができると知った2021年。
この経験をこれからの人生をより良い物にするための糧として頑張っていく。