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【アルバイト】実際に働いていた多くの経験ができるオススメアルバイト

突然だが皆さんは学生時代のアルバイトは何をしていただろうか?

また、現在学生の皆さんはどんなバイトをしているだろうか?

今回は約10年前、僕が専門学生時代にしていた人生経験を増やすことのできるちょっと変わったオススメのバイトを紹介する。

 

・学生時代はお金がない

学生時代といえば、とにかく貧乏生活だ。

僕は奨学金を満額借りていたが、その中から家賃、水道、光熱費、食費を出してそこから授業で使う機材や実習費用なども出していると自由に使えるお金なんてほとんどない。

時には甘えさせて貰って先生の脛をかじり、時には電気とガス代が払えず水シャワーで過ごし、時には少しでも水道光熱費を下げる!という大義名分の元で河原で寝泊まりしながら釣りをして釣った魚を食べながら生活をしていた時期もある。

当時覚えた管理釣り場の釣りも3,000円払って何日分の食事を覚悟できるかのギャンブルを楽しんでいたようなものだ。

理系大学あるあるの学校での寝泊まりだって、布団なんてなかったから段ボールと新聞紙に包まって寝てたりといま思えばなかなか貧乏生活を楽しんでいた。

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・固定のアルバイトは嫌

もちろん僕もアルバイトをしてお金を稼ごうと思わなかったわけではない。

お金があれば外食もできるし、光熱費を払って暖かい部屋で過ごせし、好きな物も買える。

しかし、それ以上に学生をやりながらバイトで固定の時間を奪われるようなことはしたくないと思っていたんだ。

学生の本分は勉強。そして、恋愛、友だち、趣味が思う存分できる人生のボーナスタイムだ。

そんな貴重なボーナスタイムに決まった時間バイトを入れて、月々数万円のために貴重なボーナスタイムを消費することは絶対にしたくなかった。

それなら、人より数万円使わない生活を楽しんだ方が性に合ってる。
貧乏上等!食材は現地調達!真冬の水シャワーキモチー!だ。

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・わがままを叶えた理想の仕事

しかし、そんな貧乏上等な僕でも実習前や釣具の消耗品などを買うため一時的にまとまったお金が欲しくなる。

その日のうちにお金が貰えて、契約がなくて、好きなときに働ける。

そんな夢のような仕事を探していたときに紹介されたのがイベントスタッフのアルバイトだった。

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・イベントスタッフとは

最近では名前を聞くようになったイベントスタッフ。

多くの人が集まるスポーツやライブの設営や運営が主な仕事になるが、
会社によってはティッシュ配り、イベントの片付け、ゴミ拾いなど仕事の内容が異なる場合もある。

僕が所属していた会社では特に仕事内容に制限がなく

・アーティストライブの設営、撤去

・スポーツ試合の運営

・街頭でのティッシュ配り

・地域のゴミ拾い

・料理イベントに使用する材料の下ごしらえ

などなど、毎回違った内容の仕事をしていた。

場所も近隣から泊まりで行くようなことまであって毎回場所も内容もメンバーも違うので、

行く度に色んな発見があるため非常に楽しい職場環境だった。

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・給料は嬉しい日払い制

当時勤めたいたアルバイト先は日払い制だった。

約1週間~当日までの間に登録した会社からメールで仕事内容・場所・日時・支払金額が記載された内容が送られてくる。

内容を確認して気に入った案件があれば返信して、当日集合場所へ行って仕事が終わればその場で解散というシンプルな流れだ。

給料の支給方法は銀行振り込みではなく、仕事が終わると用紙に住所と名前を記入してその場で現金を直接で受け取っていた。

給料は日当で10,000円~12,000円。

基本は時給計算で働いた分だけ金額が上がるシステムだったが、たまに日当で用意されていることがあって、
6時間で設定されていた仕事が2時間もかからずに終わった結果、時給計算すると時給3,000円が貰えてウッキウキで帰ったこともあった。

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・労働時間

労働時間は案件によって様々。

ライブの設営・撤去であれば朝6時集合~0時過ぎ終了が普通だったし、

22時集合~7時終了なんて仕事もあった。

時には泊りがけで行く仕事もあったが実際は現場までのバスの中で仮眠を取るだけだったり、ホテルに着いても集合時間が4時間後で寝かせる気ないだろ!なんて思うことがほとんどだった。

こうやって見るとなかなかにブラックだったのかもしれない。

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・労働環境

労働環境は人によっては地獄。

毎回違うメンバー、使い捨てだからと雑に扱ってくるツアースタッフ、休憩時間を許されない長時間労働。

福利厚生というほどではないが、必ず食事の弁当が出されていたのでタダ飯のために働いている友だちもいたが、ほとんどが嫌になって2~3回で辞めていた。

しかし、僕はなぜか当時からこの仕事が好きだった。

毎回違うメンバーだから気を遣うようなこともないし、ツアースタッフにも優しい人はいるのでその人に気に入って貰えればケラケラ笑いながら仕事ができることも多かったのだ。

思えば、当時から僕はこうした立ち回りが上手かったのかもしれない。

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・特権としてアーティスト会場に無料で入れる

これはイベントスタッフの仕事の特権だが、仕事を理由にアーティストが立つ舞台裏や会場の中に入ることができる。

原則として、もちろん舞台の方へ目を向けることは禁止だがあの独特の会場の盛り上がりの雰囲気を体感できるだけでも素晴らしい特権だろう。

ちなみに僕はデビュー当時のONE OK ROCKやRADWIMPSなどを知ったのはこの仕事中で、

特にONE OK ROCKは最前線で観客のダイブのキャッチをしていたので真後ろで生声を聴いたのが初めてだった。

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自分がお金が欲しいと思ったタイミングで稼げて、好きな仕事を選べて、色んな場所や人と巡り会うことができるイベントスタッフ。

確かにキツい場面もたくさんあるかもしれないが、触れる機会のない舞台裏の仕事を経験すると物事の見方が変わるいい経験となる。

いまアルバイトをしてみようか悩んでいる学生さんは一度試しにエントリーしてみてはいかがだろうか?

もしかすると人生を変える出会いがあるかもしれない。