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【夜の散歩】気軽にできる記憶の遊び

人の記憶というのは日常的に繰り返すことで記憶され、

3ヶ月以上継続し続けると習慣として体に染み付いていく。

今回はそんな習慣化されたことで記憶に焼き付いている景色を逆手に取った遊びを解説していく。

 

・地元は目を瞑っても思い出せる

皆さんは子どもの頃に過ごした景色のことをどれぐらい思い出せるだろうか。

友だちと遊んでいた公園、友だちの家、マンションの階段、学校の校舎内、そして通学路。

様々な景色を1番脳にインプットされる時期に全力で過ごしていたはずだ。

特に通学路なんてのはランドセルを背負いながら毎日歩いていたため、記憶にバッチリと残っていて目を瞑って歩いてもなんとなく歩けてしまうぐらい鮮明に覚えているはずだ。

それぐらい子どもの頃の記憶というのは社会人になった今でもたくさんの思い出が詰まっていて体と脳裏に焼き付いているのだ。

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・記憶を逆手に取った遊び

今回紹介する遊びに必要な条件は夜であること鮮明に思い出せる場所であることだ。

これが日中に行くと視覚情報が多すぎて楽しさが薄れてしまう。

行くなら絶対に夜がオススメだ。

遊び方は凄く簡単で最初に説明したような毎日通っていた通学路や通勤路へ久しぶりに夜に歩くだけ。
これだけだ。

お前はなにを言ってるんだ?と言いたくなる気持ちもわかるが、
これが実は凄くエモい遊びでたまーに仕事帰りにやると楽しい。

具体的に説明していく。

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・記憶と現実のギャップを楽しむ

人の記憶は律儀な物で細かいものまで鮮明に当時のまま記憶している。

なので、当時の通学路を思い出すときは子どもの目線で当時の景色のままだ。

しかし、月日は流れて景色は移り変わっていくため当時の景色がそのまま残っていることは少ない。

1.まずはその道の近くに車を止めて散歩を開始。

2.当時の通学路や思い出の道の角で一旦停止

3.ぱっと思い出の道を見る

すると、一瞬だけ当時の記憶(イメージ)が現在の夜道に現れるのだ。

そして一瞬で現在の景色に変わる。

この完全に思い込みで想定していた景色と現実とのギャップが最高にエモい。

古い家が綺麗な新築に変わっていたり、逆に何も変わっていなかったり。

どちらに転んでも楽しめるのだ。

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・衝撃的な思い出

僕がこの遊びで1番衝撃を受けたのは小学生の頃にずっと魚採りをしていた田んぼに囲まれた水路を見に行ったときだった。

季節は夏。

仕事終わりの気分転換に近くの駐車スペースに車を停めて当時のルートを歩いてみた。

セミがたくさん採れたカキの木は完全に他所様の庭の中だし、
小学生の頃に自転車で駆け抜けた道は家と家の狭い隙間の完全な路地裏で、大人になった今では「こんなところを自転車で走るな!」と注意したくなるような道だった。

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自分で思っていた以上に当時はやんちゃ坊主だったんだなーと当時を思い出しながら水路を見に行って見ると、
なんと水路があった場所は土地整備がされて水路どころか田んぼすら無くなって綺麗な道路になっていた。
記憶の中には当時魚を採っいてると話しかけてくれたお爺さんの家や、

初めて婚姻色の出たオイカワを見つけて「この世にこんなに美しい魚がいるのか!」と衝撃を受けたあの水路の形や水深、地形、匂いに至るまで全て思い出せるのにそこには何もないのだ。

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非常に残念ではあるがコレが時代の移り変わりであり、二度とあの頃には戻らないという実感を得ることができる。

この実感を得る度に今この瞬間を大事にしようと思えるのだ。

 

・夜の方がギャップが大きい

ちなみにこれが日中だと事前に視覚情報で遠目から確認できてしまうため、なんとなくどうなってしまっているかの想像が付いてしまう。

夜だと近くに行くまでわからなくてギャップの量が大きいので是非やってみる際には夜に行って欲しい。

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・夜の散歩の注意点

この遊びはシンプルに夜の散歩でもある。

夜の散歩をすると一時的に体温が上がり就寝する頃にはほどよく体温が下がるため睡眠の質を向上させるし、

日中に比べると周りの目を気にしなくて良くなるため良い気分転換にもなる。

好きな音楽やラジオを聴きながらのんびり歩くと良いだろう。

また、特にこれからの時期であれば空気が冷たく澄んでくるため散歩していて気持ちが良いのでオススメだ。

ただし、夜道は何かと物騒だ。

自転車、車、引ったくりなどの被害に合う確率が日中よりもどうしても上がってしまう。

また、逆に不審者とも思われ兼ねないので必ず反射板付きのタスキとライトは持ち歩くようにしている。

女性であれば防犯ブザーを持ち歩く人もいるようだ。

自分の身を守るため必ずこれらは携帯するようにしよう。

 

さて、いかがだっただろうか。

いつもの日常の中で組み込みやすい【ひとり遊び】なので是非仕事帰りや里帰りの際にやってみて過去とのギャップを楽しんでみて欲しい。