ひとり旅へ出かけるにおいて重要な考え方は時間を有意義に使うことである。
今回はそんなひとり旅の時間に対する考え方について解説していこうと思う。
・時間は人生において一番貴重
人生において一番価値のあるものといえばお金でも、資産でもなく【時間】だ。
誰しもが平等に与えられえて、約85年という時間をどうやって生きるかが心の豊かさに繋がってくる。
しかも、歳を重ねるに連れて使える時間は短くなり、体力も衰えるため、年々この貴重な財産が無条件で削られて行っているのが現実である。
若い頃から時間の使い方や遊び方に慣れていないと歳をとってからだと、予定もなしに行動するのは難しくなるだろうし短期間の弾丸旅行をしようなんて思わなくなるだろう。
現役時代は仕事に打ち込んで、定年退職してから日帰り沖縄旅行ができる猛者がいるならその人は例外で勝手に楽しむだろうからほっといていい。
・ひとり旅は目的を持たずに行動するべき
上記の内容を読んで「時間が重要なことぐらい理解しとるわ!」という意見を言いたくなる人もいるだろう。
時間が重要だからこそ、貴重な休日の時間にスケジュールをしっかり組んで無駄なく過ごして平日をやりきる活力が欲しい!という気持ちもわかる。
ただ、僕からすればその時間の使い方はひとり旅においてナンセンスだ。
せっかく、自由に時間を使うことが許されている休日の時間を【休日スケジュール】という時間に縛られて過ごすなんてごめんである。
目的地を決めて、あとはその時の気分で行動するのがその瞬間を全力で生きるのに重要なのだ。
・僕が車中泊を選ぶ理由
僕がひとり旅をするときは基本的に宿は愛車のN-VANだ。
そう、車中泊である。
車中泊の一番のメリットは好きなときに休憩や就寝ができる利便性の良さだろう。
宿を抑えてしまうとチェックインの時間や食事の時間を意識しないといけなくなるし、
食事までの隙間時間は暇だし、宿代もばかにならない。
そのため宿である車内の快適性をできる限り意識して車はカスタムしてある。
快適に過ごせる環境を常に用意することで、時間を気にせず全力で旅に集中することができるのだ。
もちろん、僕も宿を抑えて旅行へ出かけることもある。
ただ、その場合は目的地を宿に設定することで全力で宿を楽しみ、観光などの時間は後回しだ。
だから、観光費用をケチってでも宿は少しでも高めのホテルにして上質な接客と温泉と料理をこれでもかと堪能して帰る。
これをごっちゃにしてしまうと、休日を堪能しようと頑張りすぎて旅行から帰ってきたらフラフラだ。
休みに行ったのか、疲れに行ったのかわからない。
帰宅した頃には明日から頑張ろう!と思えるぐらいの余裕を持った状態でいるのが、正しい休日の使い方だと思っている。
・遊び方は臨機応変に
冒頭で話したように、社会人になると時間の使い方や行動の意味を考えてしまう。
「ここへ行く意味はあるのだろうか」
「もっと美味しい店があるのではないだろうか」
「想像以上にお金がかかってしまう」
「そもそも、この時間に意味があるのだろうか」
などなど、旅先であってもいろんな考えが浮かんでその場から動けなくなる。
スケジュールを組んでいたのに予定通りに行かなくなってパニックになって疲れてしまう人もいるだろう。
なので、旅先での具体的な遊び方については自由奔放。
その時の気分で行動をしたら良い。
お腹が空いたらその瞬間に食べたいものを選べば良いし、観光だって行きたいところへ行けばいい。
・自由に動くにはトレーニングが必要
子どもの頃のように「なんでも好きなことをしてもいいよ!」と言われて即行動できる大人は少ないだろう。
必ず心のどこかで「これをやると時間がもったいない」とか「あそこへ行きたいけど面倒だしなー」とか思ってしまう。
言葉にすれば簡単だが【自由に動く】ということが実は非常に難しくてトレーニングが必要になる。
このトレーニングについては場数を踏んでなんぼ。
最初はハードルを上げすぎず近所の街でウィンドウショッピングをしてみることから初めてみるといいだろう。
いま「ウィンドウショッピングとか行ってもすることないじゃん」と思ったそこのあなた!
それだぞ!!(笑)
実は近所の商店街へ出かけてみるだけでも、そこには出会いがあったりする。
シャッター街だと思ってたら帰ってきた若者が会員制のお店を開いてほそぼそとやっていたり、
子どもの頃に行っていた駄菓子屋へ行ってみたらまだ元気に営業していて顔を覚えていてくれたり、
ちょっとレトロな喫茶店に入ってみて常連のお客さんと喋ってご近所情報や商店街の歴史を聞くだけでも大きな経験だといえる。
こうやって、小さな行動を続けて経験値を重ねながら旅先でもそれができるようになるともっと旅行が楽しくなるのだ。
・時間に囚われず自由に好きなことができるからひとり旅は良い
スケジュールを考えることなく自由奔放に自分が引寄さられる方向へとフラフラと歩くだけで思わぬ出会いがあったりする。
そんな経験ができるのはひとり旅のときだけだ。
このブログを読んでくださっている読者の方には、少しでも自分の時間、自分の興味に従って休日を謳歌できるようになって欲しい。
僕のYouTubeの中でも春の淡路島釣行の動画が3構成ではあるけれど色濃く出ているので是非参考にしてみて欲しい。
時間が来たので今日のところはこの辺で。
今日も1日楽しんでいきましょー!